コラム リオオリンピック雑感

RDR理事の伊丸岡です。

さて、2016年のリオデジャネイロオリンピックもいよいよ後半の後半戦。
あと3日でオリンピックは終わりを迎えます。
次は、いよいよ東京!!楽しみですね。

個人的な話になりますが、伊丸岡は1987年生まれ。
今年で29歳になります。

次の東京の時は33歳。

私のモットーは「アマチュア選手には引退はない(というか私は引退するレベルですらない)」なので、恐らく、競技には4年後も出続けていると思います。
(競技レベルは置いといて…)

が、一般的に考えると、私と同年代の選手たちにとっては、このオリンピックを集大成に!!と考えていた選手が多かったと思います。

それでも、同年代より大分若い選手が続々と出てきて、年を取ることの切なさを感じながらオリンピックや選考会を楽しみに見ております。

日本では今回、柔道、水泳、レスリングなどメダルラッシュに沸いております。

それに比べると、我が陸上競技は、8月18日の時点で入賞2つのみ。
各選手は健闘していると個人的には思うのですが、他の競技と比べると苦戦と言われてもおかしくありません。
まだまだこれからです!!

さて、本題ですが、「(一応)現役選手から見たオリンピック」について考えてみたいと思います。

そもそも近代オリンピックは、ピエール・ド・クーベルタン男爵の「ルネッサンス・オリンピック」から始まりました。

最初は、1896年アテネ大会。

日本開催は、1964年の東京大会。
高度経済成長と相まって大成功を収めました。

その後、テロ、人権問題、スーパー赤字などでオリンピックの危機だと言われましたが、1984年のロサンゼルス大会。

ここから潮目が変わり、オリンピックは商業主義(この言葉はあまり好きではありませんが…)に大きく転換することになります。

現在では、ビッグビジネスになってる一方で、当たり前ですが、当初のクーベルタンが提唱していたアマチュアリズムから大きくかけ離れているのが現状です。

今回も選手の主にSNSなどでの広告行為が規制されているようです。
まぁ、そうした規則、ルールは、オリンピックや選手が対価としての報酬が大きくなっている証拠??でもあるので、悪いことではないのかなと。

多分、次回の東京大会でも主に選手派遣の観点から、野球競技などで揉めることになると思います。

ここでは、もう1回オリンピックをアマチュアの大会にしよう!!!!!

というのではなく(そもそもスポーツに限らず、何の分野でも、「プロ」と「アマ」の境界線がほぼなくなっているのが今の社会なので…)

いかにこのスポーツ熱を一過性のものにせずに続けていくことが出来るのか?といったことを考えるのが課題です。
(そして、ほぼ毎回、スポーツフィーバーで出てくるのもこの問題)

どうしても現在の現状では、既存のマスメディア(テレビや新聞な)に取り上げられる機会が多いスポーツに人が集まる傾向があります。
それを唯一逆転できるのが、オリンピック(やW杯、世界陸上など)なのかなと。

しかし、当たり前ですが、そうしたビッグイベントは何年かに1回だけなので、それ以外ではまた日の目を浴びれないと…。
で、日本人選手が戦えると大きく取り上げられると。

ただ、今の時代、SNSなどで発信することが可能になったので、少なくとも昔よりもそれ以外のところでスポットを浴びるチャンスはあるのかなと。

選手の立場では、いかに注目を浴びれるような振る舞いが出来るのか。
各スポーツ界では、いかにスポーツにあまり興味のない層に対して呼び込み、リピーターになって頂けるようなシステムを構築できるのか。

将来的には、そうした繋がりや仕掛けを、PDRで作っていければ良いですね。

そして、伊丸岡という個人の立場としては、現役選手の観点から考えた方が、社会に対する影響力は少しは大きくなるのかなと考えております。
そこから離れてしまうとどうしても見えなくなってしまう部分がある気がします。

 

今後ともPDRをよろしくお願い致します。

最後に、
がんばれ、日本!!!

伊丸岡亮太

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